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予防接種

予防接種について

予防接種について予防接種に用いるワクチンは、感染症の原因となる細菌やウイルスを弱毒化または無毒化して作られたものです。接種によって体内で「抗体」がつくられ、病原体が侵入した際に結合して排除を促す働きをします。抗体ができることで、同じ病原体に感染しにくくなり、たとえ感染しても重症化を防ぐことができます。
当院では、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンをはじめ、各種予防接種を行っております。ワクチンの在庫には限りがあるため、事前のご予約をお願いいたします。
種類によっては取り寄せに1週間ほどお時間をいただく場合もございます。
なお、インフルエンザワクチンは例年10月から、肺炎球菌ワクチンは通年で接種可能です。

当院の予防接種は
原則予約制です

インフルエンザ、B型肝炎、肺炎などの感染症を効果的に予防し、安心して日々を過ごしていただくために、当院では各種ワクチン接種を行っております。
ワクチンの在庫を確実に確保するため、インフルエンザ以外の予防接種は完全予約制とさせていただいております。
インフルエンザワクチンも在庫があれば柔軟に対応可能ですが、ご予約いただくのが確実です。
ご希望の方は、お電話またはLINEにてご予約のうえご来院ください。

当クリニックで取り扱う
予防接種

インフルエンザワクチン

例年11月から翌年3月頃に流行するインフルエンザの発症や重症化を予防します。接種後約2週間で効果が現れ、約5ヶ月間持続することを考慮すると、10月中旬~11月頃の接種が理想的です。そのタイミングで接種できなかった場合でも、できるだけ早くご予約をお取りください。

接種対象の方

  • 接種日時点で65歳以上
  • 60~64歳で対象となる方(※)
    ※心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級及び同程度以上の人)

接種スケジュール

年に1回接種

コロナワクチン

新型コロナウイルス感染症を予防するための注射です。発症や重症化のリスクを軽減する効果があります。複数回の接種が必要な場合が多く、患者さまに発熱や筋肉痛などの副反応が起こることもありますが、重篤な副反応はまれです。

接種対象の方

  • 接種日時点で65歳以上
  • 60~64歳で対象となる方(※)
    ※心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級及び同程度以上の人)

接種スケジュール

製剤ごとに定められている方法

肺炎球菌ワクチン

肺炎の原因菌である肺炎球菌に対するワクチンです。肺炎の発症や重症化を防ぐ効果が期待できます。肺炎球菌は、肺炎以外にも敗血症、中耳炎、副鼻腔炎、慢性気道感染症などの原因となることがあります。

接種対象の方

  • 接種日時点で65歳
  • 60~64歳で対象となる方(※)
    ※心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級及び同程度以上の人)

接種スケジュール

前回の接種から5年以上あける

帯状疱疹ワクチン

50歳以上になると身体の免疫力が低下し、体内に潜む水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することで、帯状疱疹を発症するリスクが高まります。帯状疱疹ワクチンの接種により、帯状疱疹の予防や重症化が期待できます。

接種対象の方

  • 年度内に65歳になる方
  • 60~64歳で対象となる方(※)
    ※ヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫の機能に障害のあり、日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級及び同程度以上の人)
  • 年度内に70歳から100歳で5歳刻みの年齢になる方及び101歳以上になる方

接種スケジュール

2回接種

おたふくかぜワクチン

ムンプスウイルス感染によって発症するおたふくかぜに対するワクチンです。
思春期以降の発症は、合併症のリスクが高まるため、特に注意が必要です。おたふくかぜにかかったことのないお子さまには、接種をおすすめします。

接種対象の方

抗体検査を実施し、抗体が不十分であった方

接種スケジュール

2回接種

A型肝炎ワクチン

A型肝炎ウイルスの感染を防ぐことができるワクチンです。海外への出張が多い患者さまや、慢性的な肝臓疾患をお持ちの方には、A型肝炎ワクチンの接種をおすすめします。

接種対象の方

予防したい方は誰でも対象

接種スケジュール

3回接種

B型肝炎ワクチン

B型肝炎ウイルスの感染を防ぐことができるワクチンです。妊婦さんがB型肝炎ウイルスに感染している場合、生まれてくる赤ちゃんも感染するおそれがあります(母子感染)。B型肝炎ウイルスは、性行為によっても人から人へ感染します。

接種対象の方

予防したい方は誰でも対象

接種スケジュール

3回接種

予防接種一覧

任意接種

  接種回数 料金(税込)
インフルエンザワクチン
(13~64歳)
1~2回 2,500円

定期接種

  接種回数 料金
(税込)
高齢者インフルエンザワクチン
65歳以上の方(誕生日の前日から接種対象)
1回 2,000円
高齢者新型コロナワクチン
65歳以上の方(誕生日の前日から接種対象)
1回 4,500円
高齢者肺炎球菌ワクチン
65歳以上の方(誕生日の前日から接種対象)
1回 3,000円
高齢者帯状疱疹ワクチン
(年度内に65、70、75、80、85、90、100歳を迎える方)
生ワクチン
(ビケン) 1回
組換えワクチン
(シングリックス) 2回
生ワクチン 
3,000円
組換えワクチン 
1回7,000円 

予防接種を受ける際に
気をつけること

予防接種を受けられない方

以下に該当する患者さまは、予防接種を受けられない場合があります。

  • 37.5℃以上の発熱がある方
  • 重篤な急性疾患を発症している方
  • ワクチン成分(抗生物質、卵、安定剤など)にアレルギーがある方
  • 妊娠中で、風疹や麻疹の予防接種を希望される方
  • 腎臓病、心臓病、肝臓病、血液の病気などで治療中の患者さま
  • 予防接種後2日以内に発疹、発熱、蕁麻疹などのアレルギー症状が見られた方
  • これまでにけいれんを起こしたことがある方
  • 過去に免疫不全と診断された方、または近親者に先天性免疫不全の患者さまがいる方

予防接種後の注意点

接種後30分間は、ショックやアナフィラキシーなどの症状が起こる可能性があります。そのため、患者さまは接種後30分間、当院で待機していただき、体調の変化がないか確認をお願いいたします。

  • 接種後1週間は、体調の変化にご注意ください。
  • 腫れが目立つなど気になる症状が現れた場合は、医師にご相談ください。
  • 入浴は問題ありませんが、接種部位をこすることは避けてください。
  • 接種当日は激しい運動を避け、その他は普段通りの生活を送っていただいて構いません。
  • 接種後にけいれんや高熱などの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  • 別の種類のワクチンを接種する際には、一定期間の間隔を空ける必要があります。
  • 同時接種をご希望の場合も、事前に医師にご相談ください。